LEDディスプレイ広告は後発ながら、コンテンツ企画が評価され売上が急拡大。
メディアシステムは創業以来、LEDディスプレイ広告を手掛けてきました。しかし、業界内では後発のスタートでした。当時のLED広告業界にはすでに大手と呼ばれる会社が3~4社存在していたのです。けれど、当時の業界の状況は、LEDディスプレイの販売のみを手掛ける、というものでした。要は、広告ではなく物販という概念でした。そんな中、弊社は広告コンテンツの企画や制作までも手掛けていきました。それは広告のあるべき姿、「効果を出す」という信念に基づいてのものです。店舗のどの位置に、どの高さで、どの角度で設置するのが最も効果的なのか、また、実証データに基づいた広告内容のご提案もしてきました。そのような私たちの効果的な広告提案は次第にお客様から高い評価を得て行き、目覚ましい成長を実現。売上推移で見ると、2003年には1億円、2004年には3億円、2005年には10億円、2006年には12億円と、順調に成長曲線を描いてきました。私は2004年に入社し、広告提案をずっと手掛けてきたんです。LEDディスプレイ、広告コンテンツの提供で、高い知名度を誇るようになった2007年頃。私たちは新たな事業に着手します。これまで広告事業を手掛ける中で、アミューズメント業界の様々なお客様から「店舗運営を行うときに指標となるデータがなくて困っている」という声を寄せていただいていました。そのデータを取得できる仕組みを作ろう、ということで立ち上がったのが『エンタープライズ』事業です。
『エンタープライズ』の誕生。お客様に受け入れられるまでの受難。
新たに誕生した『エンタープライズ』とは、データベース事業です。社内でのシステム開発に取り組み、2009年10月に『エンタープライズ』という名でサービスがリリースされました。この『エンタープライズ』は、自社の店舗情報を登録・公開することで、他店の店舗情報についての情報も知ることができる、画期的なクラウド型情報分析システムです。しかし自店の情報をライバル店に知られたくないというお客様が多く、はじめの3ヵ月は契約ゼロ。営業メンバーだけではどうにもできず、代表自ら営業に出向く状況になってしまいました。しかし、代表が商談に臨むとお客様の反応がいい。代表は本気で、お客様のため、業界のためになるシステムであるということを熱心に伝えていました。自分は「どう売ろう?」という風にしか考えられていなかったんですね。大切なのは、お客様にこのシステムを導入することで、「会社が良くなるイメージ」を持っていただくということ。代表の背中から学び、私自身もお客様と向き合うスタンスが変わりました。もちろんデータに関する勉強も貪欲に行いました。すると、1社のお客様がご契約いただいた後は、どんどんお客様が増加。リリース3年目には業界の20%に当たる2,000店のデータを取得でき、現在では47都道府県、業界の60%相当の6,000店舗以上のデータを取得するまでになりました。
『エンタープライズ』導入店を増やし、10,000店全店で取り入れられるシステムに。
アミューズメント施設は、全国に約10,000店舗あると言われています。そのシェアを伸ばしていくことが目下の目標ですね。まずは47都道府県にある全てのアミューズメント施設にアプローチを行ない、導入店舗を増やして行きたい。将来的には、10,000店全店で取り入れられることを目指します。正直、売上規模や利益等に関してはそこまで問題視していません。なぜなら、業界でNo.1のデータ量を誇るデータベースにまで発展し、そこから派生していくビジネスモデルが数十個は見えているからです。ゆくゆくは、他業界のデータベース事業へも着手して行きます。世の中のありとあらゆる情報を繋ぐことにより、様々な分野で貢献出来ればと思っています。そして、メディアシステムは現在、広告事業やデータベース事業をメインに展開していますが、その業種にこだわりはありません。今後、ゼロから事業を立ち上げることも予定しています。僕は仕事というのは、地球の穴を埋めるものだと思っています。地球にでこぼこがあったら歩きにくいし、穴に落ちる人がいるかもしれない。その穴を埋めて、過ごしやすい世界を作ることが重要なんです。だからこそ、やる仕事は何だって良い。要は、自分が行ったことが誰かの役に立ち、喜ばれることが仕事だと思っています。
小さい頃に抱いていた「誰かのために戦う!」という気持ちを大切に。
自分のためではなく、誰かのため、世界のため、――つまり正義を持って、働ける人にお越しいただきたいですね。小さい頃は誰しも、「僕がヒーローになって世界を変えてやる!」というようなことを本気で考えたと思います。だけど大人になるにつれて実現できないと悟ったり、挫折を知る中で、「やっぱり無理だ」と情熱が削がれていくもの。だけど僕は、ここでもう一度小さい頃に抱いていた純粋な心を思い返してほしいと思っているんです。そして好奇心を持ってチャレンジできる人であってほしい。10回挑戦して9回失敗したとしても、僕はその勇気を称えたいと思う。多くの企業が、売上実績や時間などでメンバーの頑張りを評価していますが、僕らは結果だけでなくプロセスなども重視しています。上司だけでなく、他の先輩、同期たちからの評価を受ける制度も導入しています。メディアシステムには、仕事を楽しんでいない人はいません。そう言い切れます。私たちと一緒に楽しみながら仕事をしたいと思ってくれたら、ぜひご応募を。自分は無限の可能性を持っているんだと信じて、メディアシステムに飛び込んできてください。