こんにちは。東京開発部の杉本翔平です。
今年の5月に中途入社し、今は約一か月半の大阪研修にきています。
二次面接でゼネラルマネージャーとお話ししたのですが、
その際に私がこれから成長していかなければいけない点として、
「自分の世界が強すぎるような気がする。プログラムを書くのが凄いだけでは人は付いてこないよ。」
という指摘をいただきました。
言われてみると、最近それを実感するような出来事がありました。
私にはプログラマーを目指している友達がいて、僕から見ると、
エンジニアとしてお金を稼ぐためには遠回りな勉強の仕方をしていたので、
今はその技術よりこっちを優先した方がいいと思うよ、とアドバイスをしましたが、
そのアドバイスは採用されませんでした。
そういったこともあり、どうすれば人がついてくるか尋ねたところ、
「士は己を知る者の為に死す」
という故事成語を教えていただきました。
自分の価値を理解してくれる人のために人は死ねるという、
過激ともとれる内容の言葉です。
今私が読んでいる、デール・カーネギーの、
「人を動かす」の前半でも同じような事が述べられていて、
どんな悪人でも、自分は善行をしていると信じ込んでいるそうで、
悪人ですら自分の行いを正しいと信じているのだから、
一般の人達もそうでないはずがないと。
そういう相手に対して自分の意見をぶつけるだけでは、
相手の考え方を変えることは難しいという話です。
さて、入社してから一か月ほどの感想ですが、
分からない事がたくさんありすぎて苦しい時もありますが
高いモチベーションを保てており、楽しく仕事ができています。
その理由として、先輩から信用して貰えていると
感じられていることが大きいと思います。
仕事を振られるときに、細かくやり方を指定されるのではなく、
まずは自分の頭で考えるような課題を振られ、間違っていたとしても、
まずはそこに至るまでの思考プロセスを評価してくれます。
そういった意味でも、メディアシステムは一人一人の
社員の意思を尊重する会社だと思っています。
プログラマーを目指している彼とその一か月後に通話をする機会があり、
まずは彼がなぜその技術を勉強しているのか、何がしたいのかを聞ききました。
それを聞いたうえで、その目的を達成するため手段として、
僕が言った学習順序との差を説明して、選択肢としてそれを提案しました。
驚くことに彼は次の日に僕が言った技術でwebサイト制作を開始していました。
人を変えようとする前に、まずは相手の考えを理解することを意識して、
技術だけでなく人間的にも成長できるよう頑張ります!