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東京
6
oct

誰かのせいにする前に「そもそも」を考えてみる

20201005-1

こんにちは!
東京開発部の杉本です。
半年ぶりの投稿になります。

徐々に涼しくなって過ごしやすい季節になってきました。
皆さんはどのようにお過ごしですか?
朝方や夜間は冷えてきましたので、体調管理にはお気を付けください。

トップの画像に載せた東京メンバーは今日も元気です。

秋と言えば食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…と色々ありますが、
私の最近の休日は、趣味で作成している「小売・接客業の人手不足対策のためのアプリ」に時間を費やしています。

自分のスキルアップのために作成しているのはもちろんですが、
もともと前職で小売業のコンサルをやっていて、
コンサルという立場だけでは
現場で起こっている様々な問題を変えられないことを実感していたので、
せっかくアプリを作るならそれに関するテーマで作りたいと思い、趣味でやってみることにしました。

アプリ作成する際にヒアリングをする機会があったのですが、
そこで気付いたことがあったので、今回はそれについてお話ししたいと思います。

ヒアリングの方法としては、
お店の経営者とアルバイトさんのそれぞれにアンケートを取り、
そのアンケートをもとに話を詳しく聞きました。

20201005-2
こちらが実際に使っているアンケート用紙です。

このヒアリングの中で特に興味深いことが浮かび上がってきたのが、
以下の「働いている中での不満」TOP3です。

=====================================
アルバイトさんに聞いた「働いている中での不満」TOP3
1位 頑張っていても評価がされない
2位 職場の雰囲気が良くない(仲が悪い)
3位 時間の融通が利かない

経営者に聞いた
「経営者が考えるアルバイトさんが働いている中での不満」TOP3
1位 時給が安い
2位 人間関係が悪い
3位 休みが取りづらい
=====================================

これらの不満に対してアルバイトさんは
「経営者に相談しているけど何も改善してくれない」
「経営者が自分の話を聞いてくれない」という意見がありました。

ではなぜ経営者は改善をしないのか?

改善できない理由を聞くと
経営者は
「アルバイトさんの単なる自己都合で言っている」や、
「自分自身の経営努力がまだ足りていないため改善できない」等の意見がありました。

しかし、実際の問題・不満について考えていくと
そもそもの環境・仕組みを変えないと
経営者やアルバイトさんが努力しただけではどうにもできない事情もあり、
それが上記TOP3の問題を解決できない理由になっている場合がほとんどでした。

そしてこのヒアリングを行った時、一番印象的だったのが
アルバイトさん側のヒアリングで「経営者が…」という意見が多かったということでした。

皆さんも、ゼミ、サークル、バイト先など様々なコミュニティで生活していると思います。

その中で生まれる問題・不満に関して、
「あの人が改善してくれないから」「あの人のせい」と思う前に
一度「自分だったらこの状況をどうするか?」と自分事として捉えて、
そもそも環境・仕組み・手順に改善の余地がないか一度考えてみるといいかもしれません。

大きな問題ならひとりで考えるだけでなく、
周りの人も巻き込んで一緒に考えるとより大きな改善への近道になると思います。

そうすれば、「誰かのせい」と他責にして現状の改善がないまま過ごすよりも
一歩でも二歩でも状況が変わった方が、
自分にとっても、周りにとっても良い影響をもたらすんじゃないかと考えています。

ぜひ、身の回りで抱えている問題・不満で考えてみてくださいね。
それでは!